広島県内でイチョウと言えば「筒賀の大銀杏」が有名ですが、市内中心部のすぐ近くにも見事なイチョウを見られる場所があるというので、近くを通る際に立ち寄ってみました。広島市東区にある「安楽寺」です。
入口にある門の上を覆いかぶさるほどの、大きなイチョウの木ですね!安楽寺は1533年に建築され、1758年に一度焼失するも、1788年に本堂が再建されたそうです。
原爆の爆心地からも近いということで、原爆が投下された際には本堂や山門は骨組みだけとなったそうです。ちなみに安楽寺には「木造如意輪観音菩薩坐像」(もくぞうにょいりんかんのんぼざつざぞう)があり、これは広島市の重要有形文化財に指定されているとか(広島市の観光案内ページ)。
この大きなイチョウの木も被爆したそうで、幹を残して焼失。しかし翌年には枝から芽吹き、周囲の人々の勇気を与えたとのこと。幹には今でも焼け焦げた跡が残っており、原爆の悲惨さを伝えています。なおこの大イチョウのおかげで、お寺が守られたそうです。
安楽寺の目の前にある道路は「いちょう小径」という愛称が付けられており、その由来も記載されていました。
イチョウの葉はまだ緑が残っており、キレイに色付くのはもう少し先でしょうか。市内中心部から近いので、また改めて見に行ってみたいと思います。
安楽寺
広島県広島市東区牛田本町1-5-29[地図]
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