広島に住んでいると当たり前の光景なんですけれど、他県の人が夏に広島を訪れると不思議に思うのが、コンビニやスーパーなどに並んでいるカラフルな「盆灯籠」(ぼんとうろう)。お盆の数週間前からお店に並びはじめ、これを見ると今年もお盆の時期か、と感じます。
他県の人から知らないと言われて初めて知ったんですけれど、これは広島や香川の一部で行われている風習なんですね(ウィキペディアの説明はこちら)。この盆灯籠の中に砂やジャガイモ等を入れ、倒れないようにろうそくを灯し、お墓参りをする時に持っていってお墓のそばに立てます。どの家でも飾っているので、お墓に行くととてもカラフルですね。最近は安全の面で、お参りする際だけ火を灯し、お参りが済むと消して帰っているところも多いですが。
なお初盆(新盆)の際は、カラフルな盆灯籠ではなく白い紙のシンプルな盆灯籠を供えます。
高速道路からでも、山のほうにあるお墓に飾られているのが見えたりするので、お盆に広島にやってくることがあれば、ちょっと周りの景色に注目してみては。
ちなみにお盆の時期も、東京では7月13日~なんですね。この違いにも驚きました。広島では8月13日~となります。