「広島西飛行場」のヘリポート化に伴って発生した広大な跡地。色々な活用法が提案されてきましたが、大和ハウス工業が産業団地を開発することに決定、昨日5月24日(金)に起工式が行われました。産業団地の名称は「広島イノベーション・テクノ・ポート」。同社が広島県で産業団地を開発するのは初だそうです。
広島西飛行場跡地は、2017年3月に広島県と広島市が跡地利用計画を定め、49.3haを「広域防災」、「新たな産業(雇用)」、「スポーツ・レクリエーション」、「新たな産業(にぎわい)」という4つのゾーンに区分け。その中で、「新たな産業(雇用)」ゾーンの事業予定者に同社が選定され、今回造成を始めたというわけです。起工式の様子などは、TSSテレビ新広島のニュースページで映像が見られます。
「広島イノベーション・テクノ・ポート」は、企業の製造施設、物流施設、研究所など大型施設をはじめ、事業展開に沿ったエリア拠点の新設などが可能な産業団地です。敷地面積はマツダスタジアムの約4倍となる約9.8haになるそうです。産業団地のイメージは、中国新聞のニュースページにも掲載されています。
この産業団地では、AIやロボティクスなどの先進技術の導入を促進し、機能性の高い最適な物流施設や工場を実現するとのこと。物流施設や工場の設計・建設だけでなく、建設後も倉庫内のオペレーションから自動搬送ロボット、物流の運行管理システムまで一気通貫のサービスを提供するとのこと。
広島西飛行場跡地の再利用はなかなか進まず、広大な敷地が勿体ない様子でしたが、これで少しずつ賑わいを増していくと良いですね。「広島イノベーション・テクノ・ポート」の詳細については、大和ハウス工業のニュースリリースで。