広島は外国人の観光客も多く、市内を歩いていると、道を尋ねられる事もよくあります。
その際に、スムーズに会話出来るといいなと思って、iPhoneの翻訳アプリをいくつか試してみました。といっても、そんなに頻繁にある訳ではないので、無料のもので。かつ音声入力した言葉を、翻訳して音声でしゃべってくれるもので、試してみました。
選んだのは次の3つ。
有名な「Google翻訳」、日本産アプリの「VoiceTra」、マイクロソフトの「Microsoft Translator」です。
あらかじめ述べておくと、3つとも分かりやすい会話だと問題なかったです。たとえば「バス停はどこですか?」など。そこで、やや難しめにして試してみました。難しめと言っても、実際にありそうな、道を尋ねられた時の返答で。ここでは「2つ目の信号を右に曲がると着きますよ」で、しゃべってみました。
自動で言語判定してくれる「Google翻訳」
翻訳アプリの場合、通常はしゃべる前に、翻訳元と翻訳先の言語を指定するのが普通ですが、Google翻訳は自動で判定してくれます(マイク横の言語を押して、指定する事も可能)。音声ボタンを押さなくてもよいので、うまくいけば、スムーズに会話する事が出来ます。
今回の例題の結果はこちら。
「着きますよ」が難しいんですかね。
翻訳結果を再翻訳してくれる「VoiceTra」
情報通信研究機構(NICT)が作成したアプリ。国内産という事もあり、操作は分かりやすいですね。翻訳結果を再翻訳してくれるので、正しく翻訳されたかどうかを確認出来るのも便利。翻訳方向の切り替えは、マイク横の言語を押すだけです。
今回の例題についてはこちら。
これなら大丈夫そうですね。
翻訳結果を再翻訳してくれる「VoiceTra」
翻訳アプリは、通常インターネットに接続していないと翻訳出来ませんが、こちらのアプリはオフライン翻訳をサポートしているのが特徴です。
オフライン言語を追加する事も出来ます。
翻訳操作ですが、翻訳方向の切り替えがちょっと面倒。1クリックで切り替えられない?ようで、翻訳元と翻訳先を指定しなければいけません。
さて今回の例題の結果はこちら。
惜しいですねー。意味は通じるでしょうけれど。
用途によって使い分けがベスト
この3つを試してみて、アプリによって向き・不向きがあり、用途によって使い分けが必要だなと感じました。
会話のテンポを重視するなら「Google翻訳」
翻訳精度を重視するなら「VoiceTra」
ネット環境が無いところでも使うなら「Microsoft Translator」
という感じですかねぇ。まあ3つとも無料なので、3つとも入れておいても問題ないかも。