つい先日、隠れた紅葉スポットとして可部にある「福王寺」を訪ねましたが、その際「福王寺 厳島神社」まで行かなかったことが悔やまれ…。市内からは少し離れているのと(市内ですが)、駐車場からも15分くらい歩かなければいけないためどうしようかと躊躇しましたが、紅葉時期が完全に終わる前に見てみたい、雪が降ると行けなくなると考え、思い切ってまた訪れてみました。
今回は二度目なので地図を確認する事なくサクサク進みます。分かりにくい原迫団地内でも余裕。一度しか道を間違えませんでした…。
山頂への道をどんどん上がり、一応、展望台にも寄って。
スムーズに駐車場までやってきました。前回から一週間くらいですが、駐車場のモミジはもう完全に散っています。前回見れて良かった…。
参道もガンガン歩きます。到着目前の、この大きな岩がある場所は、相変わらず良い雰囲気ですね。
「仁王門」のすぐ手前にある、参道の脇のモミジはかろうじて残っていました。美しい…。
「仁王門」をくぐり、本堂への階段を上ります。
今回は広島市の天然記念物に指定されている「燈明杉」(とうみょうすぎ)もしっかりチェック。大きいですね。
本堂でお参りしたあと、今回は右手に見える回廊の下をくぐって奥へ進みます。
「お山めぐり」と書かれた案内板が設置されていました。
散ったモミジが絨毯のように敷き詰められており、これはこれで美しい光景です。
道が分かれています。左手に鳥居が見えるので、まずはそちらの方面へ。
だいぶ朽ちている鳥居をくぐった先に、小さなお堂があります。
全国の秋葉神社の総本社「秋葉権現堂」だそうです。
先ほどの分岐まで戻り、今度は右手に進み「金亀池」へ。
池の向こう側には、小さな祠があります。福王寺の「厳島神社」だそうです。
「金亀池」は周囲を歩けるようになっているので、ぐるりと周ってみます。
誰もいない静かな山の中でのしっとりとした雰囲気がたまりません。
「厳島神社」へは小さな橋がかかっています。
この橋が崩れそうで怖い…。下にある太い木の上をそろりそろりと歩いて渡ります。
祠でもお参り。
またドキドキしながら、橋を渡って戻ります。
池の脇にはまだモミジが残っていました。一番見頃の時期だとどんなに美しいことでしょうか。来年はもう少し早い時期に来てみます!
このまま戻ろうかと思いましたが、途中にあった山頂への道が気になり…
そんなに時間はかからないだろう、と行ってみる事に。
道はしっかり整備されているのですが、思ったよりも距離があり…
少し登った先に小さな「三鬼堂」が見えてきました。
「三鬼堂」を正面から見たところ。宮島にある大聖院が本山だそうです。後で知りましたが、どうやらここが福王寺山の最高地点とのこと。
山頂へと進みますが、ここからがまた少し長い…。アップダウンを繰り返すので、合っているのか不安になりながら進むと、目の前が少し開けた場所にきました。
三角点が設置されています。どうやらここが山頂のようです!
眺望はそれほどありませんが亀山のあたりでしょうか、街並みが少し見えます。
木々の隙間から可部の街も望む事が出来ました。
パノラマにするとこんな感じ。
日が落ちる前にと、急いで元の場所に戻ります。
今回は展望台にも寄らず下りていきます。が、途中で見晴らしの良い場所もありました。これなら夜景も美しそうですね。
ちなみに、そのそばにはとても小さな水車がありました。
最初は行こうかどうしようか迷いましたが、行って良かった。特に「金亀池」のしっとりとした雰囲気は最高でした。来年は紅葉のシーズンに訪れてみようと思います!
福王寺山
広島県広島市安佐北区可部町綾ケ谷251[地図]
https://fukuoji.or.jp/