ネットワークブートでISOイメージからパソコンを起動する方法

パソコンを使っていると、問題が発生した時などにCDブートが必要になる場面があります。そんな時に役立つ方法として、以前ISOイメージをマルチブートするCDやUSBメモリの作成方法を紹介しました。

http://hirogura.com/2016/04/11/post-1287
http://hirogura.com/2016/04/07/post-1211

レスキュー用のブータブルCDに新バージョンが登場しても、新たにCDを作らなくてもよいので便利なのですが、もっと手軽に出来ればと、大半のパソコンに備わっているPXEネットワークブート機能でISOイメージからブート出来ないか調べてみました。

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ネットワークブートを行うには

ネットワークブートを行うには、DHCPサーバとTFTPサーバが必要になります。LinuxやWindows Serverなどで行う事が多いですが、手軽に試すならWindows環境で行える「Tftpd32/Tftpd64」、「Tiny PXE Server」、「Serva」あたりが有名です。DHCPサーバやTFTPサーバ機能を内蔵しており、各ソフトだけでネットワークブート環境を構築出来ます。

ただ調べていると、ISOイメージからのブートなら、もっと簡単に出来そうなソフトとして、バックアップソフトの「AOMEI Backupper」がありました。同社が提供している「AOMEI PXE Boot Tool」が同梱されており、日本語化されているので分かりやすくなっているようです。またブート用のISOイメージとして、「AOMEI Backupper」のブータブルISOイメージを選べるので、最初にネットワークブート環境をチェックする場合にも適していそうです。そこで今回は「AOMEI Backupper」の「AOMEI PXE Boot Tool」を利用する事にしました。

「AOMEI PXE Boot Tool」でのISOブート方法

まずはAOMEIのホームページから無料で使える「AOMEI Backupper Standard」をダウンロードしてインストールします。起動したら、左側の「ユーティリティ」から「AOMEI PXE Boot Tool」を選びます。

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AOMEI BackupperのWindowsPE版かLinux版、別のブータブルISOイメージを選択出来ます。最初は動作チェック用に軽量なLinux版を選んで試してみます。「開始」ボタンを押すと、ログインアカウントによっては起動時に自動実行されないといった確認メッセージが表示されるので「はい」を押します。

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これでサーバ側では待機状態になります。

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上の状態になったらクライアント側のパソコンを起動します。F12キーなどを押して(パソコンによって異なります)起動メニューを表示し、LANからのブートを選択します。

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DHCPサーバが見つかれば、パソコンにIPアドレスが割り当てられ、MEMDISKやISOイメージの読み込みが始まります。ここで一気にISOイメージをダウンロードするので、ISOイメージの容量によっては時間がかかります。

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無事成功すれば、サーバ側でも読み込みが成功したとのログが表示されます。

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AOMEI BackupperのLinux版が問題なく起動出来たので、ブートイメージ選択画面で「カスタムイメージファイルからブート」を選んで、WindowsPE系のブータブルISOイメージを試してみましたが、少し読み込みに時間がかかるものの、無事ネットワーク経由での起動が行えました。これでCDブートを試すのがまた少し楽になりそうです。

ただ、パソコンによってはISOイメージのダウンロードが始まらない事もありました。内蔵NICの種類によるのかちょっと原因は不明でしたけれど、とりあえず必要な環境では問題なさそうだったので、ひとまずはこれで良しとしておきます。

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