古いノートPCにUbuntu Serverをインストールして使う場合、下記のようなエラーが表示されることもあります。

この例はQualcomm/Atheros系のWi-FiカードでPCI Express(PCIe)の通信エラーが繰り返し発生しているという意味になります。古いノートPCなどではPCIeの省電力機能(ASPM)とWi-Fiカードの相性でAERが大量発生するケースがあります。QCA6174とPCIeのポート間で、ASPMによる省電力状態への遷移・復帰時などにPCIeリンクが不安定になっているというわけです。
linux-firmwareを更新
対処法としては、まずファームウェアを更新してみます。
sudo apt update
sudo apt install --reinstall linux-firmware
sudo reboot
Ubuntuのlinux-firmwareにはath10k用のファームウェアが含まれています。
PCIe ASPMを無効化
もし直らないようなら、Linuxにはpcie_aspm=offというカーネルパラメータがあり、PCIe ASPMを無効化することで解決する可能性があります。
これはGRUBで設定します。
sudo nano /etc/default/grub
下記のようになっている項目で、
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=0 GRUB_DISTRIBUTOR=( . /etc/os-release && echo ${NAME} )
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""
GRUB_CMDLINE_LINUX=""
次のようにpcie_aspm=offを追加します。
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=0 GRUB_DISTRIBUTOR=( . /etc/os-release && echo ${NAME} )
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="pcie_aspm=off"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""
その後GRUBメニューをアップデートして再起動してみます。
sudo update-grub
sudo reboot
これで解決するようなら、Wi-Fiの省電力機能なので無効化したままでも問題ないはず。


