子供用パソコンの制限にはWindows10の「ファミリー機能」(ファミリーセーフティ)が便利!

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新型コロナウイルスの影響で休校が続いており、学校によってはネットを利用して勉強内容を配布したり動画で授業を行っているところも出てきているようです。ニュースでも、急遽お子様用のパソコンを買いに行っている方が増えていると報じられていました。

学習している間も親がそばに付いていられるなら良いですが、両親が仕事に行っていて子供だけの状態でパソコンを使わせるのは不安という方も多いのでは。実際、ここ最近、知人数名から「子供用パソコンの使用時間やアクセスできるサイトに制限をかけるにはどうしたらいいの?」と相談されました。その際に提案しているのが、Window10の「ファミリー機能」(ファミリーセーフティ)です。曜日毎の使用時間帯、曜日毎の使用時間、使用アプリ、アクセス可能サイト等を細かく設定出来るので、変なサイトにアクセスしないか心配、長時間パソコンばかり使用しないか心配、といった場合に十分対応できると思います。こういったケースは多いと思いますので、ここで簡単に紹介してみます。
作業の流れは次のようになります。

1. Windwsアップデートでパソコンを最新状態に
2. 保護者・お子様のアカウントをマイクロソフトアカウントに変更
3. 保護者アカウントにお子様用アカウントを紐付け
4. Web画面で各種制限を設定

1.Windows Updateを実施

Windowsアップデートを行うのは、「ファミリーセーフティ」の全機能を使用するのに必要になるためです。最初にやっておきましょう。

2.マイクロソフトアカウントに変更

続いて管理する側・管理される側も「マイクロソフトアカウント」が必要になるので、現在ローカルアカウントで利用している場合はマイクロソフトアカウントに切り替えます。ちなみに保護者とお子様のパソコンは別々でも良いですし、1台のパソコンでも構いません。

ローカルアカウントからマイクロソフトアカウントに切り替えるには、設定画面の「アカウント」で行います。

3.家族のメンバーとして設定

次に、「お子様」のアカウントを「保護者」のアカウントに紐付けます。現在使用中のお子様用パソコンに管理用アカウントを追加する事も出来るし、現在使用中の保護者用パソコンにお子様用アカウントを追加することも出来ます。
設定は、先ほどの「アカウント」設定画面で行います。左側の項目にある「家族とその他のユーザー」を押し、「家族のメンバーを追加」をクリック。お子様用に設定したマイクロソフトアカウント、もしくは保護者のアカウントを指定すれば完了です。

4.Webで制限の設定

お子様のアカウントを家族メンバーとして指定したら、設定画面を開きます。先ほどの画面で「オンラインで家族の設定を管理」をクリックすれば、Web上の管理画面が開きます。

ここで使用時間帯や使用時間、使用可能なアプリ、アクセス許可サイト/拒否サイト等を細かく指定できます。またこの画面でどのアプリでどのくらいの時間を使用しているか、どのようなサイトにアクセスしているか、どのようなキーワードで検索しているか等々も確認出来ます。

なおWeb上なので、別のパソコンでも管理サイト(https://account.microsoft.com/family/)にアクセスして、保護者のアカウントでサインインすれば設定が行えます。出先のパソコンや、スマホからでもチェックしたり設定変更したりできるので便利。
もちろん何でもかんでも制限するのではなく、ルールを決める等して上手に付き合っていきたいですね。

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