広島の人にとってはお馴染みの場所ですが、癒しと涼しさを求め先日「帝釈峡」に行ってみました。広島県北東部にある庄原市と神石郡神石高原町にまたがる全長18キロメートルの峡谷です。今回のいちばんの目的は「白雲洞」と呼ばれる鍾乳洞。子どもの頃に行った事はあるのかもしれませんが、帝釈峡自体が久しぶりで、全く覚えていません。
「白雲洞」に近い駐車場に車を止めて歩いていきます。帝釈峡の全長は長いので、全て制覇するなら自転車を借りたほうが良さそう。
歩き始めてすぐにこんな景色に。緑が多く癒されますね!「白雲洞」への案内看板も設置してあります。
少し歩くと、鍾乳洞へ向かう登り道が見えてきました。
洞壁には石炭紀のサンゴの化石などもあるようです。
見学料は大人300円、高校生200円、小・中学生150円、幼児無料となっています。
入口にある看板に「洞内11℃」と書かれていましたが、その通り中はひんやりしており、夏でも涼しいですね!石灰岩で出来ている壁面はつるつるで、鍾乳石や石柱など、様々な自然美がライトアップされています。天井にはコウモリもいました。
奥行自体は長い洞窟ですけれど見学出来る範囲は200mという事で、結構あっという間。しかし、不老の水や縁結びに由来する鍾乳石があったりと見所も沢山で、入る価値は十分にあります。洞窟を満喫した後は、せっかくなので帝釈峡で一番有名な見所「雄橋」を目指します。
途中で「唐門」の案内が。見上げてみると、石灰洞の入口だけが天然の橋として残っています。高さ8mの洞門の上に、さらに高さ4mの覗き穴「鬼の窓」があります。「鬼の唐門」とも呼ばれているそうです。
「唐門」を眺めた後は、また「雄橋」を目指して歩きます。苔や川の流れ等を眺めているだけでリラックス出来ますね~。
少し歩くと見えてきました、「雄橋」です。久しぶりに見ましたが、圧倒される大きさですね! 渓水の浸食作用により自然が創り出した、長さ90m、幅18m、高さ40mの、世界でも類を見ない石灰岩で出来た日本一の天然橋だそうです。「世界三大天然橋」のひとつとも言われており、「神の橋」とも呼ばれているとか。
反対側に抜けると川のそばに下りられるようになっており、真下のほうまで行けます。
川のそばで遊んだりしながら「雄橋」を満喫した後は、せっかくなら遊覧船に乗ってみようかと、「神龍湖」のそばにある「トレイルセンターしんりゅう湖」へ。
帝釈峡のいちばんの見頃時期は秋の紅葉した頃になるため今はお客さんが少な目。
お店の軒先には日本の特別天然記念物であるオオサンショウウオが展示されていました。
ほかにもお店のそばには亀がいました。
カープとのコラボTシャツも飾ってあります。
ちょうどお昼時でしたので、ついでにお昼ご飯にします。せっかくなので「神石牛骨ラーメン」を頂きました。の神石牛の牛骨を出汁に使ったラーメンで、あっさりした味が夏にぴったりでしたね。
駐車場の先にトンネルがあり、歩いてトンネルをくぐった先に「遊覧船のりば」があります。
紅葉橋の横を降りて遊覧船に乗ります。
遊覧船の中は畳みが敷いてあり、くつろげるようになっています。これは風情がありますね。
スピーカーから流れる神龍湖の名所の案内を聞きながら、約40分間の遊覧を楽しみます。料金は大人(中学生以上)が1,500円、小人が750円。
今回久しぶりに帝釈峡に来てみましたが、緑に囲まれた中の散策は癒され、十分リフレッシュできました。紅葉のシーズンはまた格別の美しさなんでしょうね。いつか紅葉シーズンにも来てみたいです!