カラフルなとうろうが並ぶ広島ならではの光景「盆灯籠」

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他県の人が夏に広島を訪れた際、たいてい不思議に思うのが、コンビニやスーパーなどに並んでいるカラフルな「盆灯籠」(ぼんとうろう)。広島に住んでいる人にとっては当たり前の光景で、これを見かけると今年もお盆が来たな~と感じます。

この中に砂やジャガイモを入れ、倒れないようにろうそくを灯し、お墓参りをするのが普通でした。どこでも行われている当たり前の習わしだと思っていたんですけれど、広島や香川の一部で行われている風習なんですね。ウィキペディアによるともともと浄土真宗本願寺派の安芸門徒の信徒が広めたとされており、城下町広島では江戸時代後期より定着していたそうです。

どの家でも飾っているので、お墓に行くと、とてもカラフルですね。最近は安全の面で、ろうそくを灯すのは止めている事が多いですが。うちでも、お参りする際だけ火を灯し、お参りが済むと消して帰っています。なお、初盆(新盆)の際は、色紙や装飾は用いたカラフルな盆灯籠ではなく、白い紙のみのシンプルな盆灯籠を供えます。

この時期に広島を訪れる事があれば、ぜひコンビニなどで見てみて下さい。郊外をドライブすれば、山にあるお墓などが遠くからでもカラフルに彩られているのが見られると思います。

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