先日の豪雨災害により、「宮島水中花火大会」の中止が発表されました。直接の大きな被害はないようですが、来場者の輸送手段確保が困難となり安全が確保できないたためだそうです。宿泊施設のキャンセルも相次いでいるとか。しかし、先日海水浴に行きたいという知人の案内も兼ねて宮島に行ってきましたが、観光には全く影響がなさそうで、むしろいつもよりは混雑していないので今は観光におすすめだと感じました。その時の様子を簡単に紹介します。
宮島に渡るのも久しぶりです。すぐ横のお土産店では、中央付近にカープグッズがずらりと。
ちなみに、いま宮島口は新しい旅客ターミナルの完成に向けて埋め立て工事中です。中央にあった乗り場の東西に新たな浮桟橋が作られ、7月17日より西側をJR西日本宮島フェリーが、東側を宮島松大汽船が使用しています。下の写真は、JR西日本宮島フェリーから見た工事中の様子。
厳島港宮島口地区港湾整備事業については、広島県の案内ページで。完成は2019年度末の予定となっています。
フェリーでは、大半の人はクーラーの効いた船内に座られていましたが、風を感じたいのと景色を見たいので、船外にある進行方向右側のベンチへ。牡蠣の養殖に使われる「カキいかだ」も見えます。
しばらくすると、はっきりと厳島神社の大鳥居が見えてきました。海に浮かぶ姿は、いつ見ても感動の美しさです。
船に揺られること約10分。あっという間に宮島に到着。
宮島桟橋旅客ターミナルを抜けるとこの景色。宮島に来たーって気になります。
包ヶ浦海水浴場へ
今回は宮島の西側にある「包ヶ浦海水浴場」へ行くため、ターミナルを出て左側にあるバス乗り場に。ちょうどバスが止まっていました。宮島カープタクシーのバスで「CARP KANKO」と書かれていますね。
夏の期間は臨時便が出ているようです。
到着まで約10分。キレイな景色を見ているとあっという間です。
包ヶ浦海水浴場のホームページに詳しく書かれていますが、キャンプ場が用意されていたり、ケビンを借りたりと、宿泊も出来るように設備が整っています。そう言えば、むかーし、ここでキャンプした事もありますね。
管理センターの中はこのような雰囲気。ここでもカープTシャツが売られていたりします。
窓からの景色も素敵で、ゆっくりとくつろぐ事が出来ます。
少し休憩した後、ビーチへ。
まだ早い時間だったため監視の方のみで、1番目!プライベートビーチのようです。
少し経つと、続々と泳ぎにくる方が増えていきましたが、それでも混雑というほどではなく。広々と気持ち良く泳げます。澄んでキレイというわけじゃないですけれど、広島市内から手軽に行く海水浴場としてはお勧めです!
厳島神社へ
泳いだ後は少し観光を。まずはバスで宮島桟橋まで戻ります。本物のフクロウと触れ合えるお店や、
カープユニが展示され、テレビではカープの試合を放送しているお店なども。
宮島らしく、「鹿ソフトクリーム」なんてのも売られています。
「牡蠣カレーパン」なんてものもあります。ちょっと気になりますね。
宮島と言えばたくさんの鹿さん達。暑すぎるせいか、あまり姿は見かけません。どこか木陰で休んでいるのかな。
真っ直ぐ海沿いを歩いて景色を楽しむのもよいですが、ここは曲がって表参道商店街(清盛通り)へ。
宮島は特に大きな被害もなく、普通に営業されているようです。
宮島とのコラボグッズも多数ありますね。
いたる場所に顔出しパネルがあり観光客も大喜び。子供達も嬉しそうに顔を出していました。
お店の入り口にはこんなパネルも。市内中心部でこれがあると、ちょっと驚きますが、宮島の中では特に違和感はないかな。
ここは世界一の「大杓文字」が展示されていた場所で、「TOTO宮島おもてなしトイレ」が整備される予定となっています。大杓文字は、6月15日(金)に移転され現在は展示が停止中。 再展示は、旧宮島支所跡地に整備される地域拠点施設(2021年4月供用開始予定)で行われるそうです。
ちなみに展示されていた頃の様子。何となく大きさが分かるでしょうか。
そしてまた顔出しパネル。
美味しそうな匂いが充満しておりお腹が空いてきます。
特に気になるのが「焼きガキ」。あちこちの店頭で焼かれており、美味しそうな匂いが漂ってきます。
宮島に来たら、これは食べないといけないですね。
ということで、注文して店内で少し待ちます。
店内も様々なお土産品が並び、賑やかで楽しいですね。
6月に発売された「ポテルカープしお味」も売られていました。
お土産を眺めている内に「焼きガキ」が完成。じゅわ~っと牡蠣の味が口の中に広がります。堪りません。知人も完全にハマっていました。
宮島の名産と言えば、牡蠣の他にも「あなご」ですね。別のお店では「あなご重」を頂きました。あっさりした味に山椒が効き、タレも優しい味で、暑い日でもどんどんお腹に入ります。大盛でしたが、あっと言う間に食べきりました。
この他にも広島と言えば「もみじ饅頭」。色々な種類が売られています。
こちらは「宮島竹串回収の守 平のあげもみ公」だそうです。
店頭にカープのペットボトルキャップを並べて展示しているお店も。表参道商店街は、歩いているだけでも楽しいですね。
表参道商店街の最後には、2017年11月22日にオープンした「スターバックスコーヒー厳島表参道店」があります。
さらに少し進むと、目の前には国の重要文化財にも指定されている大鳥居が。高さ約16.6m、棟の長さ24.2m、主柱周り9.9m、総重量は約60トンで、木部は丹塗り、主柱は楠の自然木を、袖柱は杉の自然木が使われているそうです。潮が引いてきており、皆さん鳥居の側にだいぶ近付いていますね。
この近くは鹿も多いので、少し鹿とも戯れます。立派な角。
厳島神社の入り口には馬小屋があり、白い作り物の馬「神馬」(しんめ)が展示。これは、神社に奉納された茶色の馬が、飼われている内に白くなったという言い伝えからだとか。昔は本物の馬がいたそうです。
厳島神社の社殿を参拝
厳島神社の社殿を参拝します。廻廊は日差しが遮られるだけでなく、風が吹き抜け、暑い日でもとても涼しいですね。
左手には、清水が湧け出ていて潮が引くと手鏡のように見える「鏡の池」が。
朱色が本当に美しいです。
じっくりと場所を選んで撮影すれば、映える写真を撮る事も出来そうですね。
本殿の前にある、黒漆塗りの基壇に朱塗りの高欄をめぐらし前後に階段をつけた「高舞台」。
本殿の前に広がる「平舞台」から見る大鳥居も素敵です。
重要な祭事の際には勅使が渡って本社内に入ったことから「勅使橋」とも呼ばれる「反橋」。
遠くには「五重塔」も見えますね。
廻廊を抜けた先には「亀居山放光院大願寺」等があります。
宮島水族館へ
厳島神社の社殿を参拝した後は、「宮島水族館」(みやじまりん)へ向かいます。途中には和と洋の雰囲気を併せもつ海沿いカフェ「まるかふぇ」が。昔は老舗の土産店がありましたが、宮島水族館のリニューアルオープンに合わせてリニューアルされ、女性にも人気のカフェになっているとか。
厳島神社から少し歩くと「宮島水族館」へ到着。
現在は「フォトコンテスト」や、カエル展「ガマコレ」が実施されているようです。
宮島水族館の中で特に異色なのが「カープコーナー」。壁面が真っ赤に染まっています。4月21日(土)から始まった企画展で、9月30日(日)までを予定されているとか。
水槽にカープグッズを施した「カープ応援アレンジ水槽」が展示されています。
泳ぐ生きものと写真が撮れるフォトスポットも「カープ応援メッセージバージョン」になっています。後ろから覗き込んで写真を撮れば素敵な1枚に!
宮島らしい展示としては、
キレイな魚たちがいっぱいの水槽も。上手に撮れば素敵な雰囲気の写真になりそうですね。
可愛いペンギンたち。ちょうどこの時はふれあいタイムで、ペンギンに触ることが出来した!背中をなでなで。硬くつるんとしていて、大人しくして触られているペンギンが可愛くて可愛くて!
売店では、カープと宮島水族館コラボのTシャツが販売されていました。ここでしか売られていないそうです。「スナメリ坊や」が持っているのは何と「チンアナゴ」、「コツメカワウソ坊や」が持っているのは「タチウオ」!強烈です!
各選手がサインしたTシャツも展示されていました。
ちなみに、現在は安佐動物公園と宮島水族館のコラボ企画「asa zoo&みやじマリン コラボ2018」が実施されています。両方に行くと素敵なオリジナル缶バッジを貰えるようですよ。
干潮時は大鳥居のすぐそばまで
宮島水族館を出てみると、潮は完全に引いたようです。
大鳥居のすぐそばまで歩いて行けます。
近くでみると大迫力!海の中によく建てたものです。
ふと見ると、問題になっている、木の隙間に入れられた硬貨が…。柱が傷み木が腐ってしまうので、絶対にやらないで下さい。
宮島観光協会のホームページで任意の日の潮汐を調べられるようになっているので、大鳥居のすぐそばまで行きたい方は事前に調べておくと良さそうです(年間潮汐・潮見表ページ)。
今回はこれで宮島を後にしましたが、時間に余裕があれば、ロープウェイを利用して弥山に登ってみるのも良さそうです(宮島観光公式サイト 弥山散策ページ)。頂上からは瀬戸内海の多島美を堪能出来ます。
ちなみに、今年は「平清盛公生誕900年祭」ということで、「宮島スタンプラリー」なども開催されています。
鹿にも帰りの挨拶をしてフェリーへ。
何度来ても飽きる事がありませんね。秋になったら、今度は弥山に登りに来ようと思います。
今回宮島に行ってみましたが、いつもよりは観光客が少な目で、ゆったりと観光出来ました。今はけっこう狙い目では。夏休みにはぜひ宮島観光をしてみてはいかがでしょうか。
(おまけ)
フェリーを下りて歩いていると「お、カープ」。
違うか…。広島にいると、何でもカープに見えてきます。
(追記)
7月29日(日)に予定されていた「管絃祭」は台風により中止になったそうです。「管絃祭」の中止は106年ぶりとのこと。仕方ありませんが残念ですね。
https://t.co/jt0QGvj3lq
広島県廿日市市宮島町の厳島神社は28日、台風12号の影響で、29日に予定していた日本三大船神事の一つ「管絃祭」の中止を決めました。管絃祭の中止は明治天皇が亡くなった1912年以来106年ぶりです。写真は2004年撮影のものです。(し)#台風12号 #管絃祭 pic.twitter.com/GqnJGP5N5w— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) July 28, 2018