昨日ゲームにもなったと紹介した広島県呉市の呉氏。その呉氏によるPR動画第2弾「呉IN-呉IN」が今年の2月に登場しましたが、そのPR動画を見た時から気になっていたのが、動画に登場する次のシーン!
動画の中で何回か登場するのですが、こんな絶景ポイントがあるのかと気になっていました。
https://youtu.be/uXgDNQmZ7rA
調べてみると、どうやら広島県最南端の倉橋島にある「火山」(ひやま)とのこと。ようやく行ってみる事が出来たので、その時の様子を。
行きはフェリーで
渋滞が大嫌いなのと、旅行気分を味わいたいので、行きはフェリーに決め、時間も調べずひとまず宇品にある広島港へ。
めったに来ない場所なのでワクワクしながら中へ。
江田島へは高速船などもあるようですが、今回は瀬戸内シーラインのフェリーに。ちょうど15分後くらいに出航でした。
後から知りましたが、江田島市のホームページで「公共交通マップ」が配布されているんですね。これを見ると、航路がよく分かります。今回は「三高」に向かいます。
ターミナルの目の前では高速船やフェリーなどが行き交う様子が。気分が高まりますね。
江田島方面へのフェリーは「切串」行きもありますが、今回は「三高」行きなので、奥の3番乗り場へ。
この日は、並んでいる車は多くないようです。その後ろに並びます。
車両待機レーンでも、自動券売機で切符が買えるようですね。大体、35分~1時間5分くらいおきに出航しているようです。
少し待っていると、すぐにフェリーがやってきました。
フェリーの中はこんな感じ。空いています。
甲板に出てみました。穏やかな海が、これぞ瀬戸内海!という雰囲気ですね。
風が気持ち良いです。船に乗るとワクワクが止まらないですね。フェリーで良かった。
江田島に到着
フェリーに乗って40分、江田島の三高港に到着。
船を下りたら、火山に向かって南下。海沿いを走る道路は空いており、潮の香りを味わいながら走ります。気持ちいいーー!
出発して少し走ったところで、ふと左手を見るとこのような場所が。何だろうと気になってUターン。
何だか絵になるスポットですね!
どうやら「ヒューマンビーチ長瀬」海水浴場のようです。まだ海水浴シーズンではないので、ひっそりとしていましたが。
この他にも気になる風景を楽しみながら、ようやく火山のある倉橋島へかかる「早瀬大橋」が見えてきました。
写真は無いのですが、渡っている最中、橋の上からの景観も抜群でした。これは渡り終えたところから。
「早瀬大橋」を渡った後もどんどん南下。なお、火山は約1時間で登ることができるハイキングコースが整備されているようですが、頂上まで約15分のところに駐車場もあるようなので、少しでも楽をするためにそちらへ。35号線を旧道に進んでいくと、ようやく火山展望駐車場への案内看板が見えてきました。
ここからは、かなり道が細いので、大きい車の場合は気を付けたほうがよさそうです。
かなり細い道を進み、ようやく駐車場に到着。
登山開始
お花も咲いており、のどかな風景。ここから右手と左手と、左右両方へ登れるようです。よく分からなかったのですが、ひとまず右手に。
それなりに急ですが、きちんと整備されているので歩きやすいです。日頃の運動不足で、足を上げるのがきついですが。
花を眺めたりして気分転換しながら進みます。
ふと後ろのほうを見ると、何やら展望台が。いま登っている道は、どうやら火山の山頂へ向かうようですね。大変そうなので急遽、先ほどの駐車場から左手に進む道に変更。
こちらの道も同じく登りやすいです。
少し歩くと、見えてきました!先ほどの展望台!
絶景ですね!遠くまで見渡せます!あいにく雲が多かったのですが、それでもこの景色!
反対方向を見れば、先ほど渡った「早瀬大橋」も見えます。
西側に見えるのが先ほど登りかけた山頂ですね。右手に見える大きな岩が気になる…。
展望台からさらに先へと道は続いていましたが、流石にここまでは行く気にならず戻ります。
展望台の下のあたりに大きな岩があったので、その上へも。
先端に近付くとちょっと怖い…。
あまりに景色が良いので、いつかまた天気が良い日にでもリベンジしようと決め、山を下ります。しかし、下りながらどうしても先ほど見た山頂方面が気になり……
結局登ってみることに!
最初に登りかけた、駐車場から右手のほうへ再度登っていきます。さっきまで居た、あの展望台も見えます。
先ほど見えた大きな岩はこちらですね。写真では伝わりにくいですけれど、実際に見るとかなり大きいです!
展望台へのルートよりは多少、登山気分を味わえますね。
少し歩くと、分岐の案内が見えてきました。
山頂はもう目の前です。
山頂の大きな岩にはハシゴがかけられていました。そのハシゴを登ると……
これですね!あのPR動画で見た景色が目の前に広がっています!瀬戸内海の多島美、絶景ですねーー!
何も遮るものがなく、360度ぐるりと景色を見渡せます!これは素晴らしい!
先ほど登った展望台も、遠くに見えます。
分岐の案内看板にあったグラウンドというのはあれですね。何でこんな高い場所にグラウンドがあるんだろ!?
今回初めて登りましたが、こんなに絶景が見られる場所があるとは知りませんでした。駐車場からは15分くらいですし、いつか、青空が広がっている日に、またリベンジしてみます!
十分に景観を満喫した後は駐車場へ。もし登りに来られた場合は、展望台へ向かうよりも、駐車場から右手、山頂を目指したほうが間違いなく良いです。登る距離はさほど変わりませんが、景観は圧倒的に山頂からのほうが上です。
帰りには「音戸の瀬戸公園」へ
広島市内へは陸路で帰る事に。途中でループ橋で有名な「音戸大橋」を渡るのかな、久しぶりだなと楽しみにしていましたが、普通に走っていると「第ニ音戸大橋」を通行。あ、そういえば2013年にこちらが出来たんだった。ちょっと残念、戻っても良かったんですが、ここからなら見えるかなと「音戸の瀬戸公園」に立ち寄ってみました。
子供の頃に来た記憶と、学生の頃に来た記憶の2回くらい!?久しぶりです。
公園の入り口から「音戸大橋」と「第二音戸大橋」の両方を望む事が出来ますね。
平清盛が夕日を招き返し、姫君の希望通り1日で切り開いたという、有名な「日招き伝説」の伝わる公園です。
陸軍が呉の防護のため砲台を整備した際、「高烏砲台」(たかがらすほうだい)の兵舎として建てられた建物跡などもあります。
ああ、清盛公…立派なお姿です!
個人的には源氏のほうが好きですけれど。
この場所からの景観も素晴らしいですね。特に、桜やツツジの時期が有名な場所です。
ここからでも瀬戸内海の多島美を堪能出来ます。火山まで行くのが大変なら、ここから眺めても良さそうですね。
潜水艦や護衛艦を見られる「アレイからすこじま公園」
さらに広島市内に戻る途中には、呉市中心部近くで「アレイからすこじま公園」を通ります。ここでは潜水艦や護衛艦を眺められます。 国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園だそうですね。
この日は急に思い立って行った火山だったので、短時間だったんですけれど、非常に充実した時間を過ごす事が出来ました。広島県に住んでいても、まだまだ知らない場所は沢山ありますね。今回はあまり紹介出来ていないですが、呉市は見所も多く観光にお勧めです。もしまだ行った事がないという方がいらっしゃいましたら、あのPR動画を見て、ぜひ呉に行ってクレ。
(おまけ)
ちなみに、どうしても自分で行くのが大変なら、Googleストリートビューで登山気分だけでも味わってみてはいかがでしょうか。頂上にある大きな岩の所まで登れます。