広島市東区にある寺院「不動院」には国宝の金堂があります。近場に来た際に少し時間があったので、久しぶりに寄ってみました。
入口から少し歩けば、まず国の重要文化財である「楼門」が見えてきます。
そばには案内があります。不動院の前身は、足利尊氏・義直兄弟が国ごとに建立した安国寺だと言われているんですね。
近くから楼門を見上げると、立派な建物で圧倒されますね。
門内の左右には県の重要文化財である「金剛力士像」が佇んでいます。
そして楼門をくぐり抜けると、国宝の「金堂」が目の前に大きく飛び込んできます!
板葺の屋根をもつ入母屋造りの建物はとても重量感がありますね。まるで屋根だけが置いているような感じを受けます。扇垂木や詰組、弓欄間なども見事ですね。
この日は堂内を見る事は出来ませんでしたが、中には国の重要文化財「薬師如来坐像」が安置されています。
金堂の右には、きれいな朱色で塗られた「鐘楼堂」が。こちらも国の重要文化財となっています。1433年(永亨5年)建立と言われており、不動院の中で一番古い建物らしいです。
平日のためか人はまばらで、境内はとても落ち着いた雰囲気。ただ、まばらといっても、入れ替わり立ち替わり、次々と参拝客が訪れていました。
そしてその奥には「不動堂」があります。
なお不動院はあの日、爆心地から少し離れていたため大きな被害はなかったそうです。
これだけ沢山の重要文化財を一度に見られる不動院。広島市内からアストラムラインで約15分、駐車場があり車でも行けるので、広島を訪れた際にはぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
不動院
広島県広島市東区牛田新町3-4-9
http://www.megaegg.ne.jp/~fudouin/