以前、Windowsのログオンパスワードを忘れた場合の対処法を紹介しましたが、WindowsのCDが無い場合はどうしたらいいのか相談を受けましたので、別の方法も紹介しておきます。
ちなみに、そこでも触れたように、WindowsのCDがなくても、Linux等のライブCDを利用したり、またWindows上で「システム修復ディスク」を作成して、それを利用しても構いません。ここでは、個人用途なら無料で使える「Lazesoft Recovery Suite Home Edition」を利用した方法を紹介します。手順は多そうに見えますが、ほとんどは「Next」を押していくだけなので、とっても簡単です。
「Lazesoft Recovery Suite」のCD/USBを作成
まずはLazesoftのホームページから「Lazesoft Recovery Suite Home Edition」のファイルをダウンロードします。
Lazesoft Recovery Suite Home Edition
http://www.lazesoft.com/
ダウンロードした「lsrshsetup.exe」をダブルクリックしてインストールします。インストール後に起動すると、このような画面が表示されるので、上部のCDとUSBメモリが描かれた部分をクリックします。
対象のOSを選択出来ます。WindowsXPからWindows8.1まで、それぞれ32ビット/64ビットを指定できますが、特に指定しなくても構いません。そのまま「Next」ボタンを押します。
CD-Rに書きこむか、USBメモリに書きこむか、ISOイメージを作成するか選択して、「Start」ボタンを押します。
作成したCDやUSBから起動する
作成したCDやUSBメモリから起動します。このような選択画面が表示されるので、Enterキーを押すか、待っていれば自動的に起動します。
このような画面が表示されるので、右下の「Password Recovery」を選択します。
パスワードをリセットするか、Windowsのプロダクトキーを確認するかを選択出来ますが、パスワードをリセットするならこのまま「Next」ボタンを押します。
個人用途かの確認画面。業務等で使用するのでなければ「Yes」を押します。
対象のWindowsが選択されているか確認し、「Next」ボタンを押します。
パスワードをリセットしたいユーザーを選択して「Next」ボタンを押します。
問題なければ「RESET/UNLOCK」ボタンを押します。
正常に終了すれば、この画面が表示されます。「OK」ボタンの後「Finish」ボタンを押し、CDやUSBを取り出してパソコンを再起動すれば、パスワードが無しになっているはずです。
Windowsのプロダクトキーを確認する
このソフトは、Windowsのプロダクトキー確認にも使えます。USBやCDから起動し、この画面のところで「Find Windows Product Key」を選択します。
すると、そのパソコンにインストールされているWindowsのプロダクトキーを確認出来ます。Windows8以降ではプロダクトキーのシールが貼っていない事がありますが、このソフトを使えばBIOSに書き込まれているプロダクトキーを確認出来る場合もあります。Windows10をクリーンインストールしたい時などに役立つでしょう。