気に入っていた壁紙が表示されなくなった、といった経験はありませんか。特に、デジカメで撮影した写真を壁紙にしていた場合などに起こる事があります。たとえばSDカード内の画像を直接壁紙に指定していると、何らかの拍子に壁紙の設定が外れてしまうと、パソコン上に元の画像が無い為、改めて同じ画像を壁紙に指定出来なくなってしまいます。そんな場合でも、もしかしたら、パソコン内に壁紙のデータが残っていて、同じ壁紙を再度設定する事が出来るかもしれません。
Windowsの壁紙キャッシュの保存場所
Windowsは、壁紙の画像データを、キャッシュファイルとして保存しています。Windows7やWindows8、Windows10の場合は、下記のフォルダに保存されています。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Themes
ちなみに、このフォルダは隠しフォルダになっているので、すべてのファイルを表示するか、アドレスバーで直接指定して開いて下さい。このフォルダ内にある「TranscodedWallpaper」というファイルが、壁紙のキャッシュファイルです。これを別のフォルダにコピーして、拡張子に「.jpg」を付けてみて下さい。
目的の画像だった場合は、右クリックして「デスクトップの背景として設定」を押せば、また壁紙に出来ます。
ちなみに、WindowsXPの場合は、下記フォルダにあるWallpaper1.bmpが、壁紙のキャッシュファイルになります。
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Microsoft