EDCB Wineのところでもさらっと紹介しましたが、Docker環境を構築する手順を改めて。
こちらのページで分かりやすく解説されています。
Docker EngineとComposeプラグインのインストール
sudo apt update
sudo apt install -y ca-certificates curl gnupg
# GPGキー
sudo install -m 0755 -d /etc/apt/keyrings
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg
sudo chmod a+r /etc/apt/keyrings/docker.gpg
# aptリポジトリの追加
echo \
"deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
$(. /etc/os-release && echo "$VERSION_CODENAME") stable" | \
sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
sudo apt update
# Docker Engineや関連ツールのインストール
sudo apt install -y docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-buildx-plugin docker-compose-plugin
# 起動確認
sudo systemctl status docker --no-pager
一般ユーザーへの権限付与
root権限以外でも実行出来るように一般ユーザーへ権限を追加します。
sudo usermod -aG docker $USER
# 設定反映
newgrp docker
動作確認します。
docker run --rm hello-world
「Hello from Docker!」と表示されれば成功です。
実行中のコンテナを確認
docker ps
停止中も含めてコンテナを確認
docker ps -a
CPUやメモリの消費量をリアルタイムで監視
docker stats
コンテナを停止
docker stop <コンテナ名またはID>
コンテナを開始
docker start <コンテナ名またはID>
コンテナを再起動
docker restart <コンテナ名またはID>
コンテナを削除
docker rm <コンテナ名またはID>
なお、削除(rm)する場合は先に停止させておく必要があります。動いたまま強制削除する場合は -f オプションを付けます。

おまけ:Docker環境を数年後も確実に再現するためのバックアップ術
Dockerの仕組み上、作業フォルダ(docker-compose.ymlなどがある場所)だけをバックアップしても、数年後に開発元がファイルを非公開にした場合、再インストール(docker compose up)に失敗します。
長期保存と完全なオフライン再現を目的とする場合、以下の2つのセットを保存する必要があります。
1. イメージのバックアップ(アプリ本体の保存)
通常、Dockerは実行時にインターネット(Docker Hub等)から「イメージ(アプリの実行環境)」をダウンロードします。これが非公開になると取得できなくなるため、イメージをファイルとして書き出しておく必要があります。
下記はMemosというDockerイメージを保存する場合の例です。
書き出しコマンド:
docker save -o memos_image.tar neatcn/memos:latest
※ neatcn/memos:latest の部分は、お使いのイメージ名に合わせてください。
復元(再インストール時):
docker load -i memos_image.tar
これを実行すれば、ネットがなくてもイメージが復活します。
2. ボリュームのバックアップ(作成したデータの保存)
Memosの場合、書いたメモや設定は、作業フォルダ内の「マウントしたフォルダ(ボリューム)」に保存されています。
- 作業フォルダごと保存:
docker-compose.ymlと、データ保存用として指定したフォルダ(例:~/.memosなど)を丸ごとコピーしてください。 - 注意点: Docker実行中にコピーすると、データベース(SQLite)が書き込み中でファイルが壊れる可能性があるため、必ず
docker compose stopで停止してからコピーしてください。
まとめ:数年後も確実に動かすための「保存リスト」
memos_image.tar(上記の手順で書き出したアプリ本体)docker-compose.yml(起動用の設定図)- データフォルダ(メモの内容が入った
memos_prod.dbを含むフォルダ)
これらをUSBメモリや外付けHDD、クラウドストレージにセットで保管しておけば、たとえ開発元が消滅しても、Dockerさえインストールされていれば数年後でも全く同じ状態で起動できます。


