Ubuntuの次の長期サポート版 (LTS)、Ubuntu 26.04 LTS(コードネーム:Resolute Raccoon)の正式リリースが近付いていますね。見た目の大幅な変更はありませんが、特権コマンドのsudoがメモリ安全性の高いRust言語製のsudo-rs に置き換わったり、lsやcpなどの基本コマンド(coreutils)もRust版になるなどセキュリティが強化されるようです。また、デスクトップ環境はGNOME 50になる予定で、古い描画システム(X11)のコードを完全に排除し、Wayland専用の構成に移行するようです。さらに、動画再生はShowtime、システム監視はResources という最新デザインのアプリが標準になる予定とのこと。
今後のスケジュール予定
・UI確定 (User Interface Freeze): 2026年3月12日
・ベータ版リリース: 2026年3月26日
・カーネル確定 (Kernel Freeze): 2026年4月9日
・正式リリース (Final Release): 2026年4月23日
Ubuntu 25.10から26.04へのアップグレード
リリースはいまのところ2026年4月23日(木)に予定されているようですが、気になっている場合、Ubuntu 25.10を使用しているなら簡単にアップデートして試す事が出来ます。ただ、まだベータ版にもなっていない状況なので、くれぐれも重要な環境では実行せず、やる場合もあくまでもテスト環境でのみ行ってください。
手順は、ソフトウェアアップデートで最新状態にしたあと、-d (–devel-release)オプションを付けて、次のコマンドを実施するだけです。
update-manager -d




これで、Ubuntu 26.04を試す事が出来ます。
なお、現時点ではアップグレードすると日本語入力が出来なくなります。mozcパッケージが削除されているためaptでもURLでも取得できません。
Ubuntu 24.04のrepoで日本語入力環境構築
一番簡単なのは、Ubuntu 24.04のrepoを一時的に使ってMozcだけ入れる方法です
① 24.04 repo を一時追加
sudo nano /etc/apt/sources.list.d/noble.list
中にこれを記述します。
deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu noble main universe
Ctrl+O → Enter → Ctrl+Xで保存します。
② update
sudo apt update
③ Mozcインストール
sudo apt install mozc-utils-gui mozc-server ibus-mozc
④ repoを戻す
sudo rm /etc/apt/sources.list.d/noble.list
sudo apt update
⑤ IBus有効化
im-config -n ibus
ここで一旦ログアウトし、 再ログインします。
⑥ Mozc追加
ibus-setup
入力メソッド→追加→日本語 → Mozc
これで日本語入力出来るようになるはずです。
ただ、繰り返しになりますが、まだベータ版にもなっていない段階ですので、実際の環境では試さないようにしてください。
