広島市東区にある広島市内唯一の国宝「不動院」。アストラムライン沿いにあり、市内中心部からアクセスしやすい場所にあります。こちらも紅葉を楽しめるスポットとして有名なので、そろそろかなと行ってみました。まず国の重要文化財である「楼門」が見えてきますが、現在は修復工事中のようです。
その「楼門」のすぐそばにも鮮やかなもみじの木が。
ちなみに、不動院の前身は、足利尊氏・義直兄弟が国ごとに建立した安国寺だと言われており、国宝の「金堂」のほか、多数の建物や像が重要文化財に指定されているそうです。
「楼門」の向こう側にまわると、国宝の「金堂」が目の前に大きく飛び込んできます。その左手にも立派なもみじの木が立っています。訪れたのは昨日ですが、これはもう少しのようでしょうか。
「金堂」の右側には、きれいな朱色で塗られた「鐘楼堂」が。こちらも国の重要文化財となっています。先端は少し枯れていますが、それでも綺麗な紅葉を楽しめました。
この「鐘楼堂」は1433年(永亨5年)建立と言われており、不動院の中で一番古い建物らしいです。
その奥には「不動堂」があります。尾道の千光寺にある「百八煩悩滅除大念珠」と同じような大きな数珠が下げてあり、ゆっくり引くと、珠が上から落ちてカチカチと音がするようになっています。この音で煩悩が打ち消されるそうですね。
続いて裏手のほうから。小さな庭園もあります。
今年は気象の影響なのか、どこに行っても全般的に少し鮮やかさに欠けているような気がしていますが、それでも十分、日本の秋を楽しめます。紅葉も終わりに近づいてきているので、色付いている内にぜひ訪れてみては。
(追記)11/28(水)の様子
11月28日(水)に行ってみましたが、「楼門」の修復工事は終わったようです。紅葉は真っ赤になっていました。
不動院
広島県広島市東区牛田新町3-4-9
http://www.megaegg.ne.jp/~fudouin/