JR西日本不動産開発とジェイアール西日本デイリーサービスネットは、広島駅新幹線口にホテル「ヴィアイン広島新幹線口(仮称)」を2020年春に開業すると発表しました。ヴィアインのホテルとしては、現在、広島駅南口にホテル「ヴィアイン広島」を営業していますが、こちらは閉館。駅ビルの建て替えに伴い、北口に移転する形になります。
こちらは「ヴィアイン広島」のロビー前。広島駅から徒歩1分という好アクセスの場所に立地していました。
移転する「ヴィアイン広島新幹線口(仮称)」は、広島駅新幹線口側から北西方向へ徒歩4分の場所。下の写真の中央付近に見える、「中国ジェイアールバス」本社跡ですね。
別の角度から「中国ジェイアールバス」本社跡を眺めたところ。
現在は看板も取り外されており、入口には移転の案内の紙が貼られていました。
新ホテルは10階建てで客室は約250室。現在のホテルと同規模になる予定です。ビジネス用途やレジャー用途はもちろん、訪日外国人の方にも快適に利用されるホテルを目指すそうです。
着工は2019年2月の予定。詳細はJR西日本のニュースリリースで。
変わる広島駅北口(新幹線口)
今回の新ホテル建築など、いま広島駅北口は急速に再開発されています。まず広島駅自体の北口も2年前に「広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ」が完成。というか、もう2年も経つんですね。その年は25年ぶりにカープが優勝した時で、壁面には優勝までを振り返るパネルが展示されていました。
そして2017年5月28日(日)には「南北自由通路」が開通。今年の9月2日(日)には「新幹線名店街」が閉館し、9月6日(木)には新幹線改札口前となるekie 2Fに新しく「おみやげとバルのゾーン」がオープンしました。
広島駅北口からは3本の通路が伸びており、「ホテルグランヴィア広島」や二葉の里方面、「シェラトングランドホテル広島」や光町、若草方面へも、アクセスしやすくなっています。これは最も西側の通路から東側を望んだところ。
二葉の里方面の通路を下りた場所には広島テレビの新社屋も完成。3月には一部が移転し、9月17日(月・祝)からは新社屋のスタジオを使用、9月23日(日)からは新社屋から電波が発報され、完全移転となります。
広島テレビ新社屋の隣には「広島二葉の里プロジェクト」として開発が進められている、事務所・店舗・ホテル・駐車場として利用予定の複合棟の建築が進められています。地下2階、地上20階、塔屋2階となり、2019年3月の完成予定となっています。
こちらは完成イメージ。順番に外観イメージ、商業・オフィス部分、オフィスエントランス、オフィスエントランスホールのイメージ図となります。
そのすぐ横には「広島高速5号線」の工事が進められています。こちらは2020年度末までに完成予定だそうです。
さらに西側では、9月1日(土)に広島東警察署が移転、業務を開始しました。移転に伴い、管轄区域が一部変更され、「広島東警察署」は広島市東区全域と安芸郡府中町を、「広島中央警察署」は広島市中区全域を、「広島南警察署」は広島市南区全域をそれぞれ管轄するようになっています。自動車保管場所証明や道路使用許可等を申請する警察署が変更になっているので注意が必要です。
このように広島駅北口の変貌ぶりは凄まじいものがあります。2年くらい広島を訪れていない方が見ると驚くのではないでしょうか。今後は駅ビルの建て替えも予定されているなど、まだまだ再開発が進められており、どのように変わっていくのかが楽しみです。