いよいよ今日は大晦日。大晦日は神社やお寺にお参りをしたり、除夜の鐘をつきに行ったりする方も多いでしょう。小さい頃は毎年近所のお寺に除夜の鐘をつきに行っていました。最近は年末年始に遠方へ出かける事が多く行っていなかったのですが、今回は広島市内にいるのでどこか行ってみようかな。のんびりと近所で済ませるかもしれませんが。ひとまず、広島でお参りする有名な場所をまとめてみました。
煩悩の数が108と言われる理由
その前に除夜の鐘について。煩悩の数の108つ鐘をつくのですが、なぜ108なのか。
色んな説があるようですね。以前にも調べた内容ですが、ここでもう一度。
浄土宗のホームページでは、感覚を生じさせる六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)それぞれに三種(好・悪・平)の状態があり6×3=18。また心を汚すとされる六塵(色・声・香・味・触・法)にも三受(苦・楽・捨)の状態があり6×3=18。その両方を合わせ18+18=36。さらに、それぞれに三世(過去・現在・未来)という3種類の時間を掛けて36×3=108という数え方があると解説してあります。
似たような説では、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)に三種(好・悪・平)の6×3=18の煩悩までは同じですが、それぞれに「浄」と「染」の2種類を掛けて18×2=36、さらに「過去」、「現在」、「未来」の3つの時間を掛けて36×3=108という説もあります。
その他には、四苦八苦の4×9=36、8×9=72の両方を足して36+72=108という説も。
また、そもそも煩悩の数は8万4千という話もあります。この8万4千は具体的な数ではなく、無限に近いという意味を持つとも。
調べているときりがないのと、頭が痛くなってきますが、とにかく沢山の煩悩があり鐘をつくことで、その煩悩を取り除き清らかになって新年を迎えるんですね。
そして余談ですが、以前調べている時に、数珠ショップ「亀屋」のホームページで発見したのが、仏教の宗派によって数珠の持ち方が異なるという情報。これも知っておくと何かの役に立つかも。
大晦日にお参りする有名な場所一覧
煩悩の数について理解したところで、広島で大晦日にお参りする有名な神社やお寺の一覧です。お寺では、除夜の鐘をつけるところも結構ありますね。
広島護国神社 師走大祓・除夜祭・樽酒奉納奉告祭
広島県広島市中区基町21-2
http://www.h-gokoku.or.jp/
厳島神社 除夜祭・鎮火祭
広島県廿日市市宮島町1-1
http://www.itsukushimajinja.jp/
※一部区域を除き進入を制限するとのこと。詳細は案内PDFを参照
不動院 除夜の鐘
広島県広島市東区牛田新町3-4-9
http://www.megaegg.ne.jp/~fudouin/
※一般の参拝者も除夜の鐘をつけるそうです。また12月31日(日)~1月3日(水)まで国宝金堂開扉、本尊薬師如来(重要文化財)を開帳するとのこと
浄土寺 除夜の鐘
広島県尾道市東久保町20-28
http://www.ermjp.com/j/temple/
※一般の参拝者も除夜の鐘をつけるそうです
千光寺 除夜の鐘
広島県尾道市東土堂町15-1
http://www.senkouji.jp/
※一般の参拝者も除夜の鐘をつけるそうです
そのほか「西広島タイムス」の記事によれば、広島市西区草津地区で今年も「除夜の鐘ラリー」が開催されるそうです。今年は慈光寺も加わり5か所で実施されるとのこと。
広島市西区草津・田方地区 教専寺・西楽寺・浄教寺・慈光寺・海蔵寺 除夜の鐘ラリー
教専寺:広島県広島市西区草津本町15-14