セキュリティソフトメーカー大手のトレンドマイクロによれば、メールの件名が「依頼書を」や「取引情報が更新されました」、「【発注書受信】」、「備品発注依頼書の送付」、「送付しますので」、「発注依頼書」、「(株)発注書」といった、日本語の件名になっているウイルスメールが多数届いているようです。
トレンドマイクロのセキュリティブログに詳細が記載されていますが、下記のようなメールが届くようです。
今のところ、こちらには届いていませんが、知人のところには届いたみたいです。
この添付ファイルを開くとウイルスに感染してしまい、その状態でオンラインバンキングを利用すると、IDやパスワードが盗まれ不正送金などの被害に遭う恐れがあるそうです。
警視庁犯罪抑止対策本部の公式Twitterでも警告がツイートされています。
【サイバー犯罪対策課】
ウイルス付メールが拡散中!件名は「注文書・注文請書」。添付書類の確認や返信を求めいる内容となっていますが、添付ファイルは書類等を装ったウイルスです。ご注意ください!— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2017年1月18日
(定時ほー)(サイバー犯罪対策課からの情報のとおりウィルス付メールが大量に出回っています。「写真のみ 不足し」等の個人でも開いてしまう内容や「注文書・注文請書」等の会社員や自営業の方が開いてしまう内容です。文章が日本語になっていない等の特徴があります。気を付けましょう!👮)(上)
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2017年1月18日
先週あたりには、「ご注意!!OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています。」という件名のメールが多数送信されていたようで、リンクをクリックしていくとクレジットカード番号等を盗むフィッシングサイトへ誘導されるようでした。
『ご注意!!OFFICEのプロダクトキーが不正コピーされています。』という件名のメールが届くとお問合せをいただいております。
こちらは弊社から送信しているメールではございません。該当のメールは開かず、削除いただくようお願いいたします。 #MSHelpsJP— マイクロソフトサポート (@MSHelpsJP) 2017年1月12日
トレンドマイクロによれば、日本語の件名になっているウイルスメールは昨年からあったものの、年末にはほぼ見られなくなっていましたが、今年に入ってまた増加しているとのこと。特に、火曜日の朝に拡散しているようです。明らかに日本の会社を狙っていそうですね。
よく分からないところから届いたメールは、不用意に添付ファイルを開かないように注意しましょう!
(追記)
今週もウイルスメールが多数送信されているようです(1/25時点)。怪しいメールには気を付けましょう。日本サイバー犯罪対策センターのホームページでは、ウイルス付メールの具体例が掲載されているので、一度確認しておくとよいでしょう。