- 大人は1200円。小・中学生は400円です。
- 県立美術館入り口
- お隣の縮景園も盛況でした。
縮景園がもみじの季節ということもあって、想像以上の人気でしたよ。
入るのに行列はありませんが、美術展のなかは行列になって見るほどの人出でした。
エッシャーの足跡を辿りながらだまし絵に到着
- エッシャーやその妻・友人の作品が全部で172点も!
その軌跡と人生を辿りながら、いかにしてエッシャーが「だまし絵」や「幾何学模様の絵」に辿り着いたかがとてもよくわかります。
「お、このころからだまし絵っぽくなってきたかな?」というタイミングがわかったり、数学者などとの交流から幾何学模様を取り入れ始めたタイミングがわかったり・・・。
適度に休憩スペースやお手洗いも配置されていて、子連れでもとても見やすい構成になっていますよ。
「三次元のエッシャー」は撮影OK!
美術展なので、もちろん撮影はNG!
ですが、出口の直前にある「三次元のエッシャー」は撮影OKなのです。
- エッシャー「滝」の立体模型
- 出展時には3つの小型モーターで滝を再現したとのことです。
- 立体にするとズレています
エッシャーの不思議な世界を立体で表現するのは、やはり難しいらしく、後ろから見ると途切れていたりします。
「滝」の立体モデルは「視覚サーカス’85」で初めて出展されたということですが、当初は小型のモーターを3つつけて水流を作った、という苦心の「迷」作なのだそうです。
福田繁雄とエッシャー
「三次元のエッシャー」を作成されたのは福田繁雄氏です。
実は、福田繁雄氏の回顧展が、数年前に同じく広島県立美術館で開催されました。
そちらに足を運んだ際見た作品がこちら。
- 福田繁雄回顧展の作品集
- 寓意に満ちた「FRIEND SHIP」シリーズ。どこかエッシャーに通じるものがあると思いませんか?
- 上?下?不思議なだまし絵です。
- UCCのポスター、エッシャーぽい?
- エッシャーな犬
- 今回出店されていた立体「滝」も作品集に載っていました。
福田繁雄氏は「第一回東京国際版画ビエンナーレ」(1957年、東京国立近代美術館)でエッシャーとはじめて出会い、とても感銘を受けたのだそうです。
福田繁雄氏といえば、デザイン・広告業界で偉大な痕跡と影響力を残した方です。
よーく見てみれば、私たちが今見ているCMや広告にも、エッシャーの足跡を見つけられるかもしれませんね。
おまけ・広テレ「てっぺん」の撮影隊に遭遇しました
作品を楽しんでいると、なにやらテレビの撮影隊が。
ニュース映像にでも使うのかな?と思っていたら、広テレの「てっぺん」の撮影だったようです。
- 「てっぺん」の撮影部隊に遭遇しました!
だまし絵の巨匠エッシャー展 – 不思議な版画の世界
期間:2016年11月11日(金)~12月25日(日)
時間:9:00~17:00(11/11は10時開場、金曜日は19:00まで、入館は閉館30分前まで)
場所:広島県広島市中区上幟町2-22 広島県立美術館 3階企画展示室
http://www.hpam.jp/