8月2日にWindows10の大型アップデート「Windows10 Anniversary Update」がリリースされました。ペンを利用した手書き機能や、コルタナと呼ばれる音声アシスタント機能が大幅に強化されています。またセキュリティも強化され、それに伴いセットアップ時の設定項目も以前と比べ少し変わっています。そこでWindows10 Anniversary Updateのクリーンインストール手順を紹介しておきます。
最新のWindows10インストールメディアを作成する
まずはAnniversary Update適用済みのWindows10のDVDやUSBメモリを作成します。これはマイクロソフトが公開している「メディア作成ツール」を利用します。
メディア作成ツール
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
作成したDVDやUSBメモリからWindows10をインストール
作成したDVDかUSBメモリからパソコンを起動します。この画面が表示されたら言語などを確認して「次へ」を押します
「今すぐインストール」を選びます。
プロダクトキーの入力画面になります。これからクリーンインストールする場合、これまでに一度はWindows10で認証しているはずなので、画面下の「プロダクトキーがありません」を選んでプロダクトキー入力をスキップします。ちなみに、2016年8月9日時点では、まだWindows10にした事のないパソコンでも、Windows7、Windows8、Windows10のいずれかのプロダクトキーで認証出来ました。
対象のエディションを選択して「次へ」を押します。
ライセンス規約を確認し、「同意します」にチェックを付けて「次へ」を押します。
「インストールの種類」で「カスタム」を選択します。
Windows10をインストールするパーティションを選択します。キレイにするなら、全て削除してインストールすれば良いでしょう。
先程の画面で「次へ」を押すと、インストールが始まります。環境によって変わりますが、大体30分~1時間くらいですね。
Windows10インストールの最終設定
この画面が表示されたら「カスタマイズ」を選びます。
必要に応じてオン/オフにして「次へ」を押します。ここは全部オフでも構いません。
エラー報告やホットスポット接続に関する設定。これも全部オフでも問題ないと思います。
「SmartScreen」は安全の為には有効なのでオンに、他2つはオフでも構いません。
ドメイン等に参加するかどうかの指定。会社のパソコンでなければ通常は「自分が所有しています」を選び、「次へ」を押します。
マイクロソフトアカウントの設定。マイクロソフトアカウントを利用するにしても、フォルダ名の関係で、この時点ではローカルアカウントを作成したほうが良いので「この手順をスキップする」を選びます。
ユーザー名とパスワードを入力します。ユーザー名は半角英数字のほうが良いでしょう。
コルタナを利用するかどうかの設定。ここはどちらでも構いません。
これでWindows10のインストールが完了です。
ライセンス認証が完了しているか確認する
Windows10のインストールが完了すれば、この画面が表示されます。
以前のバージョンと比べ、スタートボタンを押した時のメニュー表示も変わっています。
ライセンス認証が完了しているか確認するには、スタートボタンを右クリックして「システム」を選びます。
表示された画面の右下のほうで、「Windowsはラインセンス認証されています」となっていればOKです。