使用しているパソコンもWindows10が増えてきたので、改めてウイルス対策などのセキュリティソフトを見直してみました。Windows10には最初から「Windows Defender」が用意されているので、標準のままでも構わないのですが、性能はさほど高くないようなので、軽くて高性能な物はどんなソフトがあるかなと。
セキュリティソフトの評価
有名なソフトを見てみると、当然ですけれど、どこも自社製品が一番と謳っています。しかし、評価の受賞歴なども都合のよい部分を引っ張り出しているので、よく分からないですよね。
といっても、個人でウイルスを大量に集めて調べるのには限界もあるので、結局はこうした第三者の評価機関の結果を元に判断するしかありませんが……。この第三者機関はこういう物ではなく、適切に評価していると信じたい……ですね！
一応、こうしたセキュリティの評価機関として有名なところは、以下のようなところでしょうか。この結果を見ながら判断したいと思います。
ただ、これも時期や、その国で流行っているウイルスとかによっても変わってくるので、あくまでも参考程度にしかなりませんが。
AV-TEST
http://www.av-test.org/en/home/
Virus Bulletin
http://www.virusbtn.com/
AV-Comparatives
http://www.av-comparatives.org/
おすすめの有料セキュリティソフト
検出率や動作の軽さ、それから使いやすさという面まで踏まえると、「ノートンセキュリティ」か「ウイルスバスタークラウド」が良さそうですね。
まったく意外性のない結論ですけれど。
数年前は、このどちらのソフトも「重いけど、性能はそこまで……」と、有名な割りにはイマイチでしたが、ここ数年の評価は高いようですね。
ノートンのスタンダード版は1台のみで安価ですが、デラックス版になるとMacOSやAndroid、iOSにまで対応、個人情報保護まで出来るようです。
性能面では「カスペルスキー」もよさそうです。登場当初から検出率では定評がありますよね。機能も豊富で個人情報の不正送信防止、Webトラッキング防止、ネット利用時間の管理やフィルタリングなど、親にとって嬉しい機能も搭載しています。
カスペルスキー 2016 マルチプラットフォーム セキュリティ（カスペルスキー）
「ESET」は、先ほどの「ノートン」や「ウイルスバスター」が重い重いと言われ、ウイルス対策ソフトはそういうものか、と思われていた時代に突如現れ、非常に動作が軽いのに検出率が高いと、パワーユーザーの間で人気になりましたね。
ESET パーソナル セキュリティ（キヤノンITソリューションズ）
意外と言ったら失礼かもしれないですけれど、「ZEROスーパーセキュリティ」の評価も高いです。同社の商品では似たような名前の「ウイルスセキュリティZERO」があって分かりにくいですが、こちらはエンジンが異なり、K7ではなくBitdefenderエンジンで、検出率も高く軽快で、評判が良くなっているようですね。
ここで紹介したソフトは全て体験版が用意されているので、一度体験版で試してみてから購入を検討するのが良さそうです。
おすすめの無料セキュリティソフト
シンプルにウイルス対策機能だけでよければ、無料のソフトでも高性能です。次の3本あたりが、評価が良さそうですね。
「Avira Free Antivirus」は、登場した時から、軽快で高性能と評判でしたね。一時期は、評価機関の結果で1位か2位など、有償製品よりも上位になっていました。昔は画面一杯に大きな広告が出る点を敬遠されていましたが、最近は出なくなっているようです。
Avira Free Antivirus（Avira Operations）
「アバスト」は無料のウイルス対策ソフトとしては、有名ですよね。昔は検出率があまり高くなかったのですが、最近は向上してきているようです。ただ、たまに誤検出するケースが多いようなので、その点は気を付ける必要がありますが。
アバスト無料アンチウイルス2016（AVAST Software）
「AVG」もかなり昔からあるソフトで、何となく優等生のイメージがあります。検出率やパフォーマンスでトップに来る事は無いですが、それなりに上位で、誤検出も少ないようです。
AVG アンチウイルス無料版（AVG Technologies）
ここで取り上げたソフトは、どれもWindows10標準の「Windows Defender」よりは評価が高いようなのので、セキュリティが不安という方は試してみても損はないと思います。
ただ、どれも常駐するタイプなので、複数は入れないように注意して下さい。「Windows Defender」は勝手に無効になるはずなので、それ以外のウイルス対策ソフトが入っている場合は、まず先にアンインストールしてから、新しいソフトを入れるようにして下さい。
ちなみに、「Windows Defender」が無効になっているかどうかは、コントロールパネルで「小さいアイコン」表示にして「Windows Defender」アイコンをクリックすると確認出来ます。
