複数のパソコンで同期が出来るソフトとしてはOneDriveやDropboxなどがありますが、無料で使える容量は少ないですよね。また同期速度も遅いし。少し前に、OneDriveが容量削減を発表したので、この際だからと乗り換えてみました。それが「Sync」です。あのBitTorrentが提供している、P2Pでファイルを同期出来るソフトです(追記:現在はResilio Syncとなっているようです)。
クラウド不要で、パソコン同士で同期できます。昔あった、Windows Live Meshのような感じですね。P2Pでやるので同期が高速! しかもHDDに余裕があれば容量制限が無いというのが嬉しい点です。同期したいパソコンが起動している必要はありますが、もし常時稼働しているパソコンが1台あるなら、クラウドサービスと同じように使えるので、かなり便利ですよ!
さらにさらに、iPhoneやAndroidでも使えるので、スマホとファイルのやり取りにも便利♪ 実際、こちらを使い始めて、他のクラウドサービスは辞めちゃいました。
1台目にSyncをインストール
Syncを使うには、Internet Explorer9以上が推奨です(無くても、FirefoxやGoogle Chromeなどを利用してWeb UIで管理出来ます)。まず、1台目のパソコンにSyncをインストールします。Syncのホームページからダウンロードした「BitTorrent-Sync.exe」を実行します。下の画面では標準設定で構わないと思います。常時起動しているようなパソコンなら、Windowsサービスとしてインストールしてもよいでしょう。
インストールが完了すると、下の画面が表示されるので、どのパソコンか分かるように任意の名前を付けます。ちなみに、Internet Explorer9以上がインストールされていない場合、この画面の前にSync Web UIを管理するためのユーザー名とパスワードの入力が必要になります。
ニュースレターが不要なら右上の×を押します。
メイン画面が表示されます。左上の「フォルダの追加」を押して、同期したいフォルダを指定します。
フォルダのアクセス許可や、共有相手への通知方法を選択します。アクセスするためのアドレスをメールで送るかコピーするか、英数字のキーを作成してコピーするか、QRコードを表示するか選べます。
2台目にSyncをインストール
2台目のパソコンにも、同様にしてSyncをインストールします。
2台目の方では、「フォルダの追加」の右にあるボタンをクリックして、キーやリンクを入力します。なお、メールで受け取った場合は、メールに記載されているリンクをクリックすれば、キー入力は不要で共有フォルダが追加されます。
ここでキーまたはリンクを入力します。
共有フォルダが追加され、同期が開始されます。このフォルダに対し、何台が同期対象で、そのうち何台がアクティブかも確認出来ます(ここでは他に1台しかなく、それがアクティブなので「1の1」と表示されています)。
実際に同期してみる
試しに同期対象にしたフォルダに何かファイルを作成してみると、
同じLAN内なら瞬時に同期されます。ネット経由でも、回線速度にもよりますが、他のクラウドサービスよりも速いです。ちなみに、隠しフォルダも表示する設定にしていると、同期フォルダ内に「.sync」というフォルダが表示されます。この中には別のパソコンで削除されたファイルが格納されたりします。
スマホとも連携出来る
iPhoneやAndroid用のアプリも用意されており、スマホと連携出来るのも便利です。スマホの場合は勝手に同期されず、Syncアプリを立ち上げると共有フォルダ内のファイルが表示され、ファイルをクリックするとダウンロードが開始されます。無駄に容量を圧迫しないので助かりますし、パソコン上のファイルを出先でチェックしたいといった時に便利です。また、画像をバックアップする機能も付いているので、スマホ上の写真バックアップにも重宝します。
BitTorrent, Inc.
価格: 0円
posted with sticky on 2016.4.11