昨年末あたりからiPhoneのWi-Fi接続が不安定という声をたまに聞いたり。は全く接続出来ないわけではなく少しすれば安定するというのがその大半でしたが、多くはiPhoneのWi-Fi設定を見直す事で解決したりしています。それは2020年9月にリリースされたiOS 14の「プライベートアドレス」という、いわゆるMACアドレスのランダム化機能です。
ネットワークに繋がる機器自身が持っている固有のアドレス「MACアドレス」を、自身の特定から防ぐためにランダムな数値に変更するというもの。公共ネットワークでは有効かもしれませんが、自宅や会社内など信頼できる無線ネットワークに繋げる時にはそこまで意識する必要はないかもしれません。通信機器の設定によってはMACアドレスで認証していたりするので、このMACアドレスが変更されると別の機器が接続してきたと認識され、設定次第では通信出来なくなることもあります。
iPhoneの「プライベートアドレス」に関する設定は接続するWi-Fi機器ごとに有効/無効を切り替えられるので、もし自宅などでiPhoneがWi-Fiに接続しにくいなんて事があれば設定変更を試してみては。設定は、接続するWi-Fiの名前（SSID）の横にある「i」をタップし、
次の画面で「プライベートアドレス」の項目をOffにします。
確認が出るので「再接続」をタップすれば設定は完了です。
設定はいつでも変更できるので、Wi-Fi接続にトラブルを抱えている人は一度試してみては。
